コルクのビジョン

コルクという社名は、ワインのコルクに由来している。いいワインを世界に届け、後世に残すには、いいコルクで栓をする必要がある。同じように、作家が生み出した作品を、世界に届け、後世に残すには、コルクのマネージメントが必要だと作家が思うような会社になりたいと社名に願いを込めた。
作家が作品作りに集中できるよう伴走者を務めるだけでなく、作家を取り巻く環境を整備していくことも、コルクという会社の使命だと考えている。

人はワインを買う時に、誰がいつ作ったものなのかを気にし、値段もそれによって変わる。ボトルのサイズで、値段は決まっていない。人が作品を選ぶときの基準も同じで、誰がいつ作ったかだ。しかし、作品は、本のサイズやページ数で値段が決まる。作家の生み出したものを商品としてではなく、作品のままファンの元へと届ける。それができれば、作品もワインと同じような価格付けになる可能性がある。作品を作品のまま届ける仕組みを作るというのも、コルクが挑戦していることだ。

また今までは、作家が思い描いた世界を、本の形でしか世に問うことができなかった。インターネットが発達し、ファンと作家が直接つながれるようになったことで、作家ができることは増えている。作家の頭の中にある世界そのものを、本以外の形でもパブリッシュしていく。そのために、作家の才能を、ファンが存分に楽しめるコミュニティを形成していくのを、コルクが手助けする。

活動事例 - 小山宙哉の場合

小山宙哉の公式サイト、SNSアカウント、オンラインストアの運営。作家の世界を本以外の形でもパブリッシュしていく。

グッズの企画やイベント運営。真ん中のTシャツはファン投票でデザインを決定した。

文学とは自由である

自由であってこそ、文学である。しかし、最近の文学は、自ら文学の型にはまっているように思う。今は、IT技術を使って、新しい表現を模索できる稀有な時代だ。文学は、その可能性をさらに拡張できる。この時代を謳歌できる、本当に自由な発想を持った人に仲間になってほしい。

ゲームは、本気でやった時だけ、面白い。どんな些細なことも、本気でやると、とてつもなく面白いゲームになる。そんな風に、自分でルールを作って、本気になって、自分で楽しむ力を持っている人に仲間になってほしい。

自分が好きなものをあげるのは、簡単だ。誰も傷つけないから。しかし、モノを作る時、好きから始まることはない。自分だったら、こうするのに。こうすると、好きなのに。すべて、現状への不満から、新しい創作は始まる。自分が何を嫌いかをはっきりと言うことは、自分を知っているということであるし、嫌われるということを恐れていない証拠でもある。自分が何を嫌いかはっきり知っている人に仲間になってほしい。

でも、何よりも、僕らは作品に救われてきた。この作品がなければ、今の自分はいない。そう断言できるほど、作家に、作品に救われてきた人に仲間になってほしい。